今、何したい?
【それいけ!保育の旅】3日目
今日は、
山の子ども園うしのしっぽへ見学に行った。
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ナビで調べてもわからないほど
山の中にある園。
”どんなところなんだろう”
期待を膨らませながら
駐在所で待ち合わせをし、
園バスについていく私たち。
どんどん山道を登って行った。
山道を
右に曲がったり
左に曲がったり
道なりに進んだり
ぐんぐん山の上に登っていく。
ここかな?と思いきや
まだまだ先。
”一体どこにあるんだろう”
想像ばかり私たちは膨らんでいく。
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【今日はどこで遊ぶ?】
毎朝、この言葉から子どもたちの遊びが始まるみたいだ。
子どもたちで話し合い
”ここにしよう!”
と決まると子どもたちは移動する。
この大自然の中から子どもが
今日選んだ場所は、
ここでだった。
昨日、
弓矢を作った続きで
今日は的が作りたい
となり、
子どもたちはまとを作っていた。
これが実際に子どもが作ったまとだ。
このように
どこで
何をするか
毎朝、子どもが話し合って遊ぶことが
当たり前になっていた。
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【自分と向き合うこと】
1回目ここを跨ごうとした
でも、足がひかかってしまった
2回目少し高く飛んでみた
片足だけ超えることができた
3回目
少し下がって助走をつけて飛んだ
そしたら
飛び越えることができた
こんな素敵なストーリーがこの写真には
詰まっている。
誰かに何かを伝えるわけでもなく
自分の中で考えて
変化していく子どもの姿を見た
この時、
心の中で”すごい”と叫んでしまった。
ここを飛び越えるために
3回も挑戦できたこと
そして、
1回1回行動に変化があったこと
きっと自分と向き合って
会話をしていたんだうろう。
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【保育者の立つ場所】
この保育者の姿から何を感じるだろうか。
子どもたちが夢中になって遊ぶ姿
それを見守る保育者
この姿から私たちは考えさせられた。
なぜかというと、
子どもを見守るということは
子どもの側で子どもの様子を見守ることである
と私たちは思ってしまっていたからだ。
しかし、ここは違った。
常に保育者と子どもの距離感はこれくらい。
近いわけでなく
かといって
離れているわけでもない
子どもの声に
すぐに応えることのできる
この距離感。
この様子を見た時、
見守ることって
子どもの側にいって
一緒に活動を共にすること
だけでなく、
子どもの声にすぐに応えることのできる
この距離感なのではないかと思った。
【あったかい】
ご飯を食べる時、
誰と食べますか?
どんな風に食べますか?
ここで子どもと
食事を共にするんです。
みんなで配膳をして
みんなで座って
「いただきます」
そしてたわいもない会話。
子どもたちがお話をして
保育者もお話しをして
いろんな声が音が聞こえる。
ここの空間全てがあったかかった。
給食もここで取れたもの。
ただご飯を食べるだけ。
でも、ここにいると不思議と
食事ってとってもあたたか時間なんだと感じた。
食事をとる時間も子どもの心を豊かにする時間
なんだと私たちのこの体験から
学ぶことができた。