soreikehoikuのブログ

日本各地の保育園、幼稚園、認定子ども園の見学にいきました🌱その中で、私たちが感じたことを発信していきます❣️

挑戦する保育園

【保育の旅】10日目
 
今日、仙台で出会ったのは
 
新しいあたりまえをつくろうと奮闘する人たち
 
雨と風で寒く感じたこの日に
負けないくらいの熱い思いに触れることができた
 
 
とある企業主導型の保育園の園まできた
 
ここはあえて企業主導型にしている保育園
 
 
どうして企業主導型なのだろう?
 
どんな理念があるのだろう?
 
この小さな箱の中に
どんな物語りが詰まっているのか
 
ワクワクしながら
 
 
僕たちは始めて企業主導型の保育園に足を踏み入れた
 
 
 
 
 
〈企業主導型だからできること〉
 
 
○入園時の課題に挑戦する
 
 
仙台は大震災以来
子どもの待機児童が増えた現状がある
 
 
働きたい人がいる中で
認可保育園の抽選に落ちてしまった家庭 
 
様々な事情で
保育園に入れなかった子ども
 
おうち保育園に入園を希望するご家庭はもちろん
そんな人たちの受け皿として
この保育園はある
 
 
宗教の理由で食事などに決まりがある場合にも
 
職員同士で相談し合い、対応できる体制を作っていけることが
 
小規模の強みであると感じた
 
 
ここの園に子どもがダイレクトに入れる
企業主導型保育園のシステムが
受け入れを可能にしていると感じた
 
 
 
 
そして、企業主導型保育園で質の高い保育ができる園は
地域の人たちにとって安心できる
セーフティーネットになることを
 
多様な子どもたちが安心して過ごす様子を
見て肌で感じることができた
 
 
様々な条件をクリアできるようにして、多様な子どもを受け入れられるように
保育者たちは日々考え相談して挑戦し続けているという
 
 
 
○家庭が抱える課題に挑戦する
 
 
日々の保育の中で保護者の口から出た話
 
共働き家庭で家に帰ってきても
バタバタしてしまう
 
買い物に行って泣いてしまう子ども
子どもと一緒に食卓で食事をする環境が
つくりづらい
 
 
 
 
そこで始めた取り組みが"ほいくえん子ども食堂"である
 
 
これは、おうち保育園とは別で子ども食堂を実施するチームがあるみたいだ
 
学生ボランティアを呼んで
日曜日などに実施している
 
 
2020年度4月から(コロナウイルス感染拡大防止のため、開催を延期する可能性あり)は
平日の夕方も実施する予定だという
 
責任者はフローレンスのスタッフがこれからも担うが、
子どもの対応は
学生や一般のおじいちゃん・おばあちゃんにも
任せる予定だという
 
 
 
「子どもがどれだけ可愛いくても子育てには疲れてしまう事がある」
と話していた
 
 
 
子ども食堂では、食器を洗わなくてよく
食べたら食べっぱなしでいい
 
食べ終われば、
子どもたちは食べにきた
子ども同士やボランティアの学生と遊ぶ
 
その間、保護者たちは、子どもを見守りながらも
保護者同士も話をすることができるという
 
 
この時間が
親にとって大切な息抜きになれたと聞いた
 
 
園長先生は
 
子育て世代に、こういった場の提供をすることも、子育て支援の一つになりうると思ったという
 
 
 
 
そして今、新たな挑戦として
 
小規模認可保育園でも
子ども食堂ができないか検討中だという
 
 
そして、それをパッケージとして発信することで
 
他の園が真似できるようにすることが
 
最終目標としている
 
子ども食堂をつくりたいと思い
叶わなかった保育園が
子ども食堂ができるように
 
他にも家庭での食事の負担が
少しでも減らせるようになる事を
願ってのことだという
 
 
新しいあたりまえをつくるための
挑戦をし続ける保育園があった