soreikehoikuのブログ

日本各地の保育園、幼稚園、認定子ども園の見学にいきました🌱その中で、私たちが感じたことを発信していきます❣️

色んな気持ちの声

【それいけ!保育の旅】11日目

 

東京都にある

みんなのみらいをつくる保育園初台に見学に行った。

この旅最後の見学する園である。

 

 

 

 

「最後ってなんだかやっぱり背筋が伸びるね」

 

 

そんなことを話しながら向かった。

そして住宅地の中に立つ
綺麗な外装の建物にたどり着いた。

 

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感情カード

 

園では、3歳初めから

感情カードを取り入れた保育を行っていると

お聞きした。

 

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なぜ、この取り組みをしようと思ったのか?

と聞いてみると

 

この園では、オランダの

ピースフル・スクールプログラムを

取り入れているそうだ。

 

ピースフル・スクールプログラムは
国内でいじめや生徒の問題が増加したことを
受けて開発されたプログラムで

他人のことを思いやるということを

目標にしている。



感情カードによって
自分の心の中にあるいろいろな気持ちに気づくこと

そこから、自分の気持ちと相手の気持ちの違いに

気づくということが
他人を思いやるという目標につながるそうだ。

 

 

 

 

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ここの園では

ホワイトボードに感情カードを貼っていく。

 

 

 

保育者の

「○○ちゃんはこんな気持ちなんだね」

 

という言葉が

周りの子どもたちの耳にも

自然と入って来て

 

いろいろな気持ちを

知り、尊重するようになると先生はいう。

 

 

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サークルタイム

 
園ではサークルタイムという活動を行っていた。

 

サークルタイムでは


自分はどう思うのか、どんな気持ちなのか
を発表することを目的としていた。

 


午睡後、3人くらいの保育者が
子どもたちの間に入り、円になって
一つの話題について話し合うという。

 


サークルタイムでは
地球柄のクッション(バスケットボールくらい)を
トーキングオブジェクトにして話が展開される。


クッションには
発言するときに抱えることで安心感が得られ、

 

地球の柄には
いろんな国があって、価値観がある
と話をお聞きし


多様性の象徴としての意味が込められていると感じた。

 

 

話を聞く中で1人の保育者から


サークルタイムの時間を通して

子どもに対して伝えたいことの一つとして


人の話を聴くことを意識して関わっている


とお聞きした。

 

 

サークルタイムに取り組み始めた当初は、


なかなか友達の話を聴けずにいた子どもたち。
けれどだんだんとルールが分かってきて、


子どもたち同士で
「いまは違うよ」「いまは○○ちゃんの番だよ」と
友達の話を聴こうとする声が
聞こえるようになってきたという。

サークルタイムで伝えたい先生の思いは
子どもたちに浸透していると感じた。